
目次
- LINE公式アカウントの効果測定は、5つの指標を横並びで追うより、友だち追加→開封→クリック→CVの順に「上流から」数字を疑うほうが、直す場所が早く決まります。
- 数字をほとんど見ていない会社は、最初の1か月を「友だち数・配信した人数・CV件数」と開封率に絞ります。私たちの支援先で見ている平均的な開封率は約60%です。
- 反応が落ちたら、開封率から直します。ブロックは0にできないので、ブロック率は20%台なら許容範囲と割り切ります。
- 問い合わせがゴールなら、測る前に友だち追加の見込みを確かめます。安定の目安は最低でも1日10人(月300人)です。
- Lステップなどを入れても測れない原因の多くは設定漏れです。CVまでの地点ごとにタグを置き、「どこでCVしたか」を数えられる状態にします。
1. LINE公式アカウントの効果測定とは、上流から順に数字を疑う作業です
LINE公式アカウントの効果測定とは、配信の結果を数字で確かめ、次に何を直すかを1つ決める作業です。数字を眺めて終わるなら、測った意味はありません。「次の配信で何を変えるか」が決まったとき、はじめて測定が役に立ちます。
5つの指標を横に並べても、直す順番は決まらない
効果測定で追う指標は、一般に友だち数(純増数)・開封率・クリック率・ブロック率・コンバージョン率の5つと紹介されています。どれもLINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)の「分析」から、追加費用なしで確認できる数字です。
ただし現場では、5つを同じ重さで追った結果、どれも中途半端に終わる会社が少なくありません。開封率も上げたい、ブロック率も下げたい、クリック率も気になる。打ち手が散らばり、1つも検証が終わらないまま数か月が過ぎていきます。
成果は掛け算なので、上流の数字ほど効く
私たちは、LINEの成果をおおまかに次の掛け算でとらえています。
- CV件数 ≒ 配信した友だちの数 × 開封率 × クリック率 × クリック後にCVする割合
CV(コンバージョン)とは、問い合わせ・予約・購入など、LINEで達成したいゴールのことです。式の左にある友だちの数と開封率は、その後に続くすべての数字の母数になっています。母数が小さいまま下流のクリック率を磨いても、増える件数はわずかにとどまります。
そこで私たちは、①友だち追加の見込み、②開封率、③クリック率、④CVに至った地点、の順に確認しています。この順番を1枚にまとめたのが次の図です。

図の左側に問題があるうちは、右側のステップに手を付けません。友だちがほとんど増えていない段階でボタンの文言を何度変えても、成果の差は見えにくいからです。なぜこの順番なのかは、2章以降で現場の判断基準とあわせて説明します。
2. 最初の1か月に見る数値は「友だち数・配信した人数・CV件数」と開封率
配信はしているのに数字をほとんど見ていない会社の支援に入ったとき、私たちが最初の1か月で確認するのは成約率と開封率です。具体的には「友だちが何人いて」「そのうち何人に配信していて」「その結果CVが何件生まれているか」の3つを並べます。
3つの数字を並べると、詰まっている場所が見える
最初に作るのは、次のような月ごとの一覧です。数字は管理画面と、問い合わせなどCVの記録から拾います。
| 項目 | 数え方 | たとえばの数字 |
|---|---|---|
| 友だち数 | 月末時点の友だちの数 | 500人 |
| 配信した人数 | その月に配信を届けた人数 | 500人 |
| 配信回数 | その月に送った回数 | 4回 |
| 延べ配信通数 | 配信した人数×配信回数 | 2,000通 |
| 開封率 | 管理画面の数値(配信ごと) | 60% |
| CV件数 | LINE経由の問い合わせ・予約の件数 | 3件 |
| 成約率 | CV件数÷配信した人数 | 0.6% |
表の右列は仮の数字で、どこかの支援先の実績ではありません。自社の数字を当てはめると、「友だちは多いのに配信した人数が少ない」「配信は多いのにCVが0件」といった詰まりが見えてきます。どこで止まっているかがわかれば、1章の図のどのステップから手を入れるかも決まります。
気をつけたいのは、管理画面に出る「コンバージョン率」と、ここでいう成約率は分母が違う点です。LINEヤフー for Businessの公式マニュアル「分析-メッセージ配信」(https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/insight_message/ 、2025年時点の記載)では、コンバージョン率は「コンバージョンユーザー÷クリックユーザー」と定義されています。クリックした人の中での割合なので、配信した人数を分母にした成約率よりも高く出ます。
3つ目を足すなら、友だち追加率
もう1つ指標を足すなら、私たちは友だち追加率を確認します。この記事では、友だち追加の入口(Webサイトのボタン、店頭のQRコード、広告など)に触れた人のうち、実際に友だち追加まで進んだ人の割合を指します。
友だち追加率を見るのは、配信をいくら直しても母数は増えないからです。入口にどれだけ人が来ていて、そこから何割が登録しているのか。この数字がわかると、6章で触れる「友だち追加の見込み」を立てやすくなります。
友だちが数百人なら、1回ごとではなく月単位で読む
友だちが数百人のアカウントでは、配信1回ごとの数字は振れ幅が大きく、判断の材料になりにくいのが実情です。公式マニュアルでも、結果が20未満のときは開封が「0」、ほかの指標は「ー」と表示され、セグメント別の配信数は49人以下だと表示されないと書かれています。
メッセージ配信の指標は配信から14日間集計され、CSVでダウンロードできます。小さいアカウントほど、1か月分の配信をまとめて上の一覧に転記するのがおすすめです。1回の結果で一喜一憂せず、月単位の開封率とCV件数の推移で良し悪しを判断します。
3. 開封率とブロック率は何%なら良い?私たちの目安は開封率約60%
開封率の目安としてよく引用されるのは約55%という数字です。ただ、この数字は二次引用で広まっており、私たちは元の資料を確認できていません。私たちの支援先で見ている平均的な開封率は約60%で、自社のアカウントを比べる基準にはこちらを使っています。
開封率は「100%表示された」ときに数える指標
開封率を読むときは、何を開封と数えているかを知っておくと判断を誤りません。公式マニュアルでは、どれかの吹き出しが画面に100%表示された時点で開封と数えます。プレビュー画面で表示された場合も含まれ、逆に既読になっていても100%表示されていなければ数えません。
つまり開封率は「読まれた割合」そのものではなく、「画面に表示された割合」に近い数字です。それでも、同じアカウントを月ごと・配信ごとに比べる物差しとしては十分に使えます。他社の数字と比べるより、自社の過去と比べるほうが打ち手につながります。
ブロック率は3段階で判断する
ブロック率の計算式は、クウゼン(KUZEN)の記事「LINE公式アカウントのブロック率を下げる方法」(https://kuzen.io/blogs/line-official-block-rate-decrease)で「ブロック数÷友だち追加数×100」と示されています。同記事は平均を20〜30%程度としていますが、出典は示されておらず、同社の見解として読むのが妥当です。
支援現場でのブロック率を次の3段階で判断しています。

20%台であれば、ブロック率を下げることに時間を使う必要はありません。40%を超えたら、配信を続ける前に原因を切り分けます。切り分け方は5章で説明します。
長く運用したアカウントと、広告で集めたアカウントは高めに出る
この3段階は、すべてのアカウントにそのまま当てはまるわけではありません。基本的に、長く運用するほどブロック率は上がっていく傾向があります。友だち追加からの期間が長くなるほど、関心が薄れた人が少しずつ離れていくからです。
広告を使って友だちを集めた場合も、ブロック率はおのずと高くなります。広告から登録した人は、店頭や紹介から来た人に比べて、もともとの関心にばらつきが出やすいためです。開設から数年たったアカウントや、広告で一気に友だちを増やしたアカウントは、3段階の線を少し割り引いて読みます。
参考までに、クウゼンが同じ記事で公開している利用実態調査(回答は約180件と小規模)では、ブロックせずに見続ける理由として「クーポンや限定情報などお得な情報」51.4%(94件)、「頻度やタイミングがちょうどよい」45.9%(84件)、「興味・関心に合った内容」40.4%(74件)が挙がっています。残ってもらえる理由は、配信の中身と頻度に集まっていると読めます。
4. 反応が落ちてきたら何から改善する?開封率から直します
配信を続けていて反応が落ちてきたとき、私たちは開封率からテコ入れします。クリック率よりも、ブロック率よりも先です。
ブロック率を0に近づける努力は、リソースがもったいない
配信をすれば、一定数のブロックは起きます。ブロック率を0にはできません。ここをなんとかしようと文面を何度も直したり、配信を減らしたりしても、かけた時間に見合う成果は返ってきにくいのです。
現場でよく見るのは、ブロック率の上下に反応して配信回数を極端に減らし、開封される回数もCVも一緒に減ってしまう流れです。3章の3段階で20%台に収まっているなら、ブロック率は「見張る数字」にとどめ、手を入れる対象から外します。
クリック率はCVに直結する。それでも先に開封率を上げる
クリック率は、CVに一番近い指標です。それでも先に開封率を上げるのは、メッセージを確認してもらえている人数、つまり母数を引き上げてからクリック率を改善したほうが、件数への効き目が大きいからです。
たとえば、配信した人数が1,000人、開封率40%、クリック率10%のアカウントで試算してみます。クリック数は「開封数×クリック率」で概算しています。公式マニュアルの吹き出し単位のクリック率は「クリック数÷インプレッション」なので、厳密な定義とは少し異なります。
| ケース | 開封数 | クリック数 |
|---|---|---|
| 現状(開封率40%・クリック率10%) | 400 | 40 |
| クリック率だけ12%に改善 | 400 | 48 |
| 開封率だけ60%に改善 | 600 | 60 |
| 開封率を60%にしてからクリック率を12%に改善 | 600 | 72 |
開封率が平均の約60%を下回っている場合、そこにまだ伸びしろが残っています。先に開封率を平均並みに戻しておけば、その後のクリック率の改善はより大きな母数にかかります。表の最下段が、私たちが現場で踏んでいる順番です。
開封率を直すときに触る場所
開封率を動かす場所として一般に挙げられるのは、配信の時間帯、通知やトーク一覧に表示される冒頭の一文、配信の頻度です。ここまでは多くの記事に書かれています。
ただし現場では、これらを一度に全部変えてしまい、何が効いたのかわからなくなる会社が多いです。1か月に変えるのは1か所だけにして、2章の一覧で前月と比べます。冒頭の一文や時間帯を変えても開封率が戻らないなら、配信ではなく「誰が友だちになっているか」を疑う段階に入っています。
5. ブロック率が高いときは「配信の中身」か「友だち集め」かで分ける
ブロック率が高いとき、私たちはブロック率と一緒に高くなっている数字を見て、直す場所を決めています。判断の分かれ目は次の2つです。
- タップ率もブロック率も高い → まず配信の中身を直す
- 開封率もブロック率も高い → 友だち集めから見直す
数値の線引きはアカウントの業種や運用期間で変わるため、ここでは組み合わせの読み方に絞って説明します。同じ「ブロック率が高い」でも、どの数字と組み合わさっているかで、手を入れる場所がまったく変わります。
タップ率も高いなら、届ける相手は合っている
リンクやボタンがよく押されているのにブロックも多い場合、届いている相手の関心はずれていません。中身に興味があるからこそ、タップしているからです。離れる原因は、配信の頻度や量、タップした先の内容が期待と違うことなど、配信の中身の側にあると見ます。
直すのは、配信回数、1通の長さ、リンク先のページです。たとえば同じ案内を毎週くり返していないか、タップした先が登録時に期待した内容とかけ離れていないかを確かめます。
開封率も高いなら、集めた相手がずれている
開封率は高いのにブロックも多い場合は、開いて中身を見たうえで離れている人が多いということです。配信の中身をいくら磨いても、その情報を必要としていない人には響きません。この場合は、友だちの集め方から見直します。
3章で触れたとおり、広告で友だちを集めたアカウントはブロック率が高くなる傾向があります。登録特典だけを目当てに集まった人が多いと、特典を受け取ったあとに離れていきます。経路ごとにブロック率を分けて比べ、どの入口から来た人が離れているかを特定します。
この2つの読み方を、症状と直す場所の対応表にまとめたのが次の図です。

切り分けをせずに「ブロック率が高いから配信を減らす」と決めると、相手が合っている場合でもCVの機会を手放してしまいます。まず組み合わせを見て、直す場所を1つに決めてから手を動かします。
6. 問い合わせがゴールなら、測る前に「友だち追加の見込み」を確かめる
問い合わせがゴールの会社で、私たちが支援の最初に必ず確認するのは、友だち追加に使えるチャネルがあるかどうかと、そこにかけられる予算です。LINE経由の問い合わせを数える仕組みより先に、ここを確かめています。
CV率が低くても、友だち追加が安定していればCVは出る
LINE内の導線を整えてCV率を高めることは、もちろん大切です。しかし、そもそもの友だち追加数が安定していなければ、CVは増えません。単純な話、CV率が低くても友だち追加数が高い水準で保たれていれば、一定の割合でCVしていきます。
友だち追加した人のうち何%が問い合わせに進むかを、たとえば1%と2%で仮定して計算してみます。
| 月の友だち追加数 | CV率1%の場合 | CV率2%の場合 |
|---|---|---|
| 30人 | 約0.3件 | 約0.6件 |
| 100人 | 1件 | 2件 |
| 300人 | 3件 | 6件 |
月30人の追加では、CV率を倍にしても問い合わせは月1件に届きません。月300人あれば、CV率1%のままでも毎月3件ほどが見込めます。導線の磨き込みが効いてくるのは、追加数が安定してからです。
安定の目安は、最低でも1日10人(月300人)
私たちが「友だち追加数を安定的に担保できている」と判断する目安は、最低でも1日10人、月にして300人です。これを下回っているなら、配信の改善より先に、友だち追加の入口を増やすか、入口に予算を回すかを検討します。
入口の棚卸しでは、たとえば次のような場所を書き出します。
- Webサイトや問い合わせページに置いた友だち追加ボタン
- 店頭・受付・名刺・チラシのQRコード
- メールの署名やメールマガジン
- LINE広告や検索・SNSの広告
- 展示会やセミナーの受付
それぞれに「月に何人が触れているか」「友だち追加率はどのくらいか」「予算をかけられるか」を並べると、月300人に届くかどうかの見込みが立ちます。2章で友だち追加率を3つ目の指標に挙げたのは、この見込みを立てるためです。
LINE経由の問い合わせとして何を数えるかを先に決める
見込みが立ったら、LINE経由の問い合わせとして何を数えるかを決めます。LINE内のフォーム送信、チャットでの相談、予約など、自社のゴールに当たる行動を1つか2つに絞ります。数える対象が決まれば、その地点にCVのタグを置けるようになります。
Webサイトのフォームに誘導する場合、管理画面だけでは成果を追えません。LINE TagやUTMパラメータとGoogleアナリティクス4(GA4)を組み合わせて計測する方法が一般に紹介されています。どちらの方法でも、数える対象を先に決めておかないと、あとから数字を集計できない点は同じです。
7. Lステップを入れたのに効果がわからないのはなぜ?原因は設定漏れです
Lステップなどの拡張ツールを入れたのに効果測定ができていない会社で、一番多い原因は設定の漏れです。シナリオの構築まではできていても、誰がシナリオを購読したのか(受け取ったのか)、リンクやバナーをタップしたのは誰なのかを記録する設定ができていないケースがほとんどです。
よくある設定漏れの3パターン
現場で見かける設定漏れを、起きることと防ぎ方の組で並べます。
- 購読の記録漏れ:シナリオを作っても、受け取った人にタグを付けていない。誰に何が届いたかがわからず、CVした人がどのシナリオを通ったかを追えない。防ぐには、シナリオの開始時にタグを付ける設定を入れる。
- タップの記録漏れ:リッチメニューや配信内のリンク・バナーに、押した人を記録する設定がない。どの案内が効いたのかを判断できない。防ぐには、リンクごとにクリックを計測し、タップした人にタグを付ける。
- ゴールの記録漏れ:問い合わせや予約が完了した地点にタグがない。CV件数そのものが数えられない。防ぐには、6章で決めた「数える対象」の完了地点にCVタグを置く。
3つに共通しているのは、ツールに機能はあるのに、ゴールから逆算した設定がされていないことです。LINE公式アカウントの標準の分析画面では、開封やクリックは集計の数字として表示され、「誰が」までは追えません。拡張ツールの価値はこの「誰が」を記録できる点にあり、設定しなければ標準機能と変わらない状態のまま費用だけがかかります。
問い合わせまでの8つのチェックポイントにタグを置く
まずは、CVというゴールに向かうためのチェックポイントを決めます。そのうえで、1つ1つの地点を管理するタグを作り、確実に設定します。導線が次のような流れになっている場合、私たちは1〜8それぞれの段階でタグを使ってフェーズを管理しています。
- 友だち追加
- シナリオA購読
- CV有無
- シナリオB購読
- CV有無
- ナーチャリングフェーズ(すぐには問い合わせない人と関係を深める期間)
- シナリオC購読
- CV有無
この8地点と、タグの付け方の例を並べたのが次の図です。

CVの有無を確かめる地点が3か所あるのは、どのシナリオの後で問い合わせが生まれたのかを分けて数えるためです。タグ名は、並べたときに順番がわかるよう番号から始めると集計が楽になります。たとえば「01_友だち追加」「02_A購読」「03_A後CV」のような付け方です。
「どこでCVしたか」が見えたら、友だち追加ごとのCV率へ
私たちが現場で一番こだわっているのは、どのポイントでCVに至ったのかを管理し、把握することです。シナリオAの直後で問い合わせる人が多いのか、ナーチャリングを経たシナリオCで決まる人が多いのか。これがわかると、どのシナリオから手を入れるべきかが決まります。
この管理がある程度できるようになったら、次の段階として、友だち追加ごとのCVを計測していきます。どの入口から追加した人が、どのくらいの割合でCVしているのかを見る段階です。私たちは基本的にこの2段階で進めていますが、アカウントの状況によっては最初から友だち追加ごとのCV率を管理することもあります。
まとめ:数字は上流から順に見て、CVまでの地点を数える
- 1章:効果測定は、友だち追加→開封→クリック→CVの順に上流から数字を疑い、直す場所を1つ決める作業です。
- 2章:最初の1か月は友だち数・配信した人数・CV件数と開封率に絞り、友だちが少ないアカウントは月単位で読みます。
- 3章:開封率の目安は約60%。ブロック率は20%台で許容、30%台で少し危険信号、40%超で対策が必要と判断し、運用期間と集め方で割り引きます。
- 4章:反応が落ちたら開封率から直し、母数を上げてからクリック率に手を入れます。
- 5章:ブロック率が高いときは、タップ率も高ければ配信の中身、開封率も高ければ友だち集めを見直します。
- 6章:問い合わせがゴールなら、最低でも1日10人(月300人)の友だち追加が見込めるかを先に確かめます。
- 7章:ツールで測れない原因は設定漏れです。CVまでの地点にタグを置き、どこでCVしたかを数えます。
明日からできること: 紙1枚に、先月分の「友だち数・配信した人数・配信回数・開封率・LINE経由のCV件数」の5つを書き出し、2章の表の形に並べてください。
よくある質問
友だちが少ないLINE公式アカウントでも、効果測定に意味はありますか?
意味はあります。ただし配信1回ごとの数字は振れ幅が大きく、結果が20未満だと管理画面に数値が出ないこともあります。1か月分をまとめ、友だち数・配信した人数・CV件数の推移で判断してください。
開封率が60%を下回ったら、まず何を変えればいいですか?
配信の時間帯か冒頭の一文のどちらか1か所だけを変え、翌月の開封率と比べます。同時にいくつも変えると、何が効いたのかわからなくなります。変えても戻らないときは、友だちの集め方を疑います。
ブロック率が40%を超えました。配信を止めるべきですか?
止める前に、ブロック率と一緒に高くなっている数字を確かめてください。タップ率も高いなら配信の中身、開封率も高いなら友だちの集め方に原因があると見て、直す場所を1つに絞ります。広告で集めた友だちが多い場合は、経路ごとに分けて比べます。
LINE公式アカウントの標準機能だけで効果測定はできますか?
友だち数・開封率・クリック率などの集計は、標準の分析画面で確認できます。一方で「誰が開封したか」「誰がどのシナリオを経てCVしたか」は追えません。CVまでの地点を人ごとに管理したいなら、Lステップなどの拡張ツールとタグの設定が必要になります。
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WRITER
熊野 孝城郎
株式会社Sales Index 代表取締役/LINEマーケティング ディレクター
前職では新規開拓の営業に従事。ひとりで売上を伸ばすことの限界と、人のつながりが生む成果の大きさを実感し、2025年2月に株式会社Sales Indexを設立。D2C企業のLINE公式アカウント構築・運用と、CRM設計による売上改善を手がける。
法人営業 経験6年 Lステップ正規代理店 養成講座 第3期 グランプリ受賞
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