
目次
- LINEのセグメント配信は、タグの数よりも「配信の目的から逆算して、何を計測するか」を最初に決めたかどうかで成果が分かれます。
- 私たちの構築では、最初に作るタグは平均30〜50個ほどです。属性・アクション・シナリオ管理の3種類に分けて設計します。
- 一斉配信が悪いわけではありません。ただ、配信費用を抑えてCVR(成約率)を高く保つには、セグメント配信が欠かせません。
- 友だちが数百人のアカウントなら、1回の配信対象が50人を下回るほど細かく分けると、配信文を作る工数に成果が見合わなくなります。
- タグが100個を超えること自体は問題ではありません。困るのは運用ルールがないことで、後からタグを付け直す作業には大きな労力がかかります。
1. LINEのセグメント配信とは?一斉配信を「やめる」ことではない
LINEのセグメント配信とは、友だち全員に同じメッセージを送るのではなく、属性や行動、タグで相手を絞って送る配信方法です。LINE公式アカウントでは「絞り込み配信」と呼ばれています。Lステップなどの拡張ツールでは、友だちに付けた「タグ」(友だちごとに付ける目印のラベル)を条件にして配信先を決めます。
「一斉配信はダメ」は誤解です
セグメント配信の話になると、「一斉配信はブロックされるからやめるべき」という意見をよく見かけます。私たちはそうは考えていません。小さなアカウントでも大きなアカウントでも、一斉配信が効果的に働く場面はあります。
現場で差がつくのは、配信のたびに「この配信は何のために送るのか」を意識しているかどうかです。目的が全員に関係する内容なら、一斉配信で構いません。目的が特定の人の行動を促すことなら、絞って送るほうが成果につながっています。
配信の目的と、向いている送り方を表にまとめました。
| 配信の目的 | 向いている送り方 | 理由 |
|---|---|---|
| 営業時間の変更など、全員に関係するお知らせ | 一斉配信 | 分けても内容は同じになる |
| 興味や来店歴に合わせたメニュー・商品の案内 | セグメント配信 | 関心のない人に届くと反応が下がる |
| 予約・申込など、成約を狙う案内 | セグメント配信 | CVRを高い水準に保ちやすい |
| 配信費用(通数)を抑えたい | セグメント配信 | 対象人数がそのまま通数になる |
表のとおり、送り方を決めるのは友だちの人数ではなく配信の目的です。先に目的を言葉にしておくと、分けるべき配信と分けなくてよい配信の区別がつきます。
配信費用は「対象人数×回数」で決まる
LINE公式アカウントの費用は、送った通数で決まります。通数の計算は「配信対象の友だち数×月の配信回数」です。たとえば友だち2,000人に月4回一斉配信すると、2,000×4=8,000通になります。同じ月4回でも、毎回対象を1,000人に絞れば4,000通で済みます。
私たちがセグメント配信を勧める理由は、この費用の節約と、CVRを高く保つことの2つです。どちらも「目的があり、その目的に合う人だけに送る」ときに初めて実現します。だからこそ、配信画面の操作より先に、目的から逆算するタグ設計を固める必要があります。
LINE公式アカウントの絞り込み配信のやり方と条件
LINE公式アカウント単体でセグメント配信をする手順は、次のとおりです。
- LINE Official Account Managerを開き、「何のために送るか」を決めてから新しい配信の作成画面に入る
- 配信先で「絞り込み」を選ぶ
- 「属性」「オーディエンス」「過去の配信」から条件を指定する
- 推計の対象人数を確認して配信する
LINEヤフー for Businessのマニュアル「絞り込み配信について」(https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast-demographic/ 、2026年10月1日更新版で確認)には、配信できる条件が次のように書かれています。
- 属性で絞るには、ターゲットリーチが100人以上必要。絞り込んだ後の推計対象も50人以上必要
- オーディエンスを掛け合わせる場合、結果が50人以上で、各オーディエンスの有効な友だちも50人以上必要。1通に使えるオーディエンスは10個まで
- 「過去の配信」を使った再配信は認証済アカウント限定で、配信完了から2週間(336時間)を過ぎると選べない
- 属性は約3日前の情報で、年齢・性別はLINEの利用状況から推定した「みなし属性」のため、実際と違うことがある
ただし現場では、属性もみなし属性に頼らず、自社で聞いた情報をタグにしています。当社の構築では、年齢・性別・居住地などはフォームで回答してもらい、その回答に合わせてタグを付けます。傾向をつかむだけなら推定でも足りますが、「この地域の人にだけ店舗イベントを案内する」ような配信では、本人が答えた情報のほうが外れがありません。
2. 分けて送ると開封率はどう変わる?業種別の前後比較
一斉配信から分けた配信に切り替えた結果、私たちの支援先では4業種すべてで開封率が上がりました。上がり幅は、業種と切り替え前の水準によって違います。
| 業種 | 一斉配信のとき | セグメント配信に切り替えた後 |
|---|---|---|
| EC事業 | 40〜50%台 | 60〜75% |
| 不動産 | 20〜30% | 50〜55% |
| 無形商材 | 35〜40% | 55〜60% |
| 飲食店 | 55〜60% | 65〜85% |
数字は支援先の実績を丸めたもので、企業が特定されないよう規模は伏せています。配信の内容や時期によっても変わるため、目安として読んでください。
表を見ると、どの業種も切り替え後の数字が一斉配信のときの上限を超えています。一部の業種だけの話ではない、というのがこの比較から読み取れることです。
切り替え前が低いアカウントほど伸びしろが大きい
いちばん伸びたのは不動産で、20〜30%から50〜55%と、約2倍になりました。不動産のアカウントには、たとえば購入を検討している人、売却の相談をしたい人、すでに契約を終えた人が混ざりがちです。全員に同じ物件情報を送れば、多くの人にとって自分に関係のない配信になります。
無形商材も35〜40%から55〜60%へ上がっています。検討する理由が人によって違う商材ほど、一斉配信では誰にも刺さらない文面になりやすいのです。私たちは、切り替え前の開封率が低いアカウントほど、分けて送る効果が大きく出ると考えています。
もともと高い業種でも、上限が伸びる
飲食店は一斉配信の時点で55〜60%と、4業種でいちばん高い水準でした。それでも切り替え後は65〜85%になり、上限が大きく伸びています。「うちは開封率が高いから分けなくてよい」とは言えない、というのが現場の実感です。
開封率は「同じアカウントの前後」で比べる
表のとおり、業種によって開封率の水準はまったく違います。飲食店の60%と不動産の60%では、意味が異なります。効果を確かめるときは、他社や他業種の数字と比べるのではなく、自社アカウントの切り替え前と後で比べてください。
3. 最初のタグは目的から逆算する:構築時は30〜50個を3種類で
Lステップのタグは、思いついた順に作るのではなく、配信の目的から逆算して作ります。当社の構築では、最初の1か月で作るタグは平均30〜50個ほどです。
少ない数から始めるよう勧める記事もあります。ただ私たちの構築では、目的から逆算して3種類のタグをそろえると、この程度の数になります。先に「10個まで」と数を決めてしまうと、目的に必要な計測が抜け落ちます。
逆算の順番:目的→計測すること→タグ
タグを作る前に、次の順番で考えます。
- 配信の目的を決める(例:初回来店した人の再来店を増やす)
- 目的のために何を計測すればよいかを決める(例:来店したか、どのメニューに興味を示したか)
- 計測する項目ごとにタグを設定する
- タグが付くきっかけ(フォームの回答、ボタンのタップなど)を設定する
この順番で作ると、どのタグにも「何のために付けているか」の理由が残ります。理由のあるタグは、あとで担当者が替わっても意味がわかります。5章で触れる「タグが散らかったアカウント」の多くは、この逆算をせずにタグを作った結果です。
種類1:属性情報の管理タグ
年齢、性別、居住地など、友だちの属性を管理するタグです。フォームの回答に合わせてタグが付くように設定します。1章で触れたとおり、公式アカウントのみなし属性ではなく、本人の回答をもとにするのがポイントです。
タグ名は、たとえば「属性_30代」「属性_居住地_市内」のように、種類と内容がひと目でわかる形にそろえます。
種類2:アクションに合わせたタグ
友だちの行動を記録するタグです。メッセージ内のボタンをタップしたか、フォームに回答したかどうか、回答した内容は何か、を記録します。
たとえば「行動_料金メニュー_タップ」「行動_予約フォーム_回答済」のような名前です。料金のボタンを押した人は検討が進んでいる人、と判断できるため、出し分けのいちばんの材料になります。
種類3:シナリオ配信の管理タグ
シナリオ配信(登録後に決まった順番で自動送信される配信)の進み具合を管理するタグです。誰が今どこまでシナリオを受け取っているかを、一目で把握するために付けます。
たとえば「シナリオ_初回案内_3通目到達」のように、シナリオ名と到達地点を入れます。これがないと、途中で別の案内を送ってよいのか、シナリオと重なるのかが判断できません。
3種類のタグを、管理する内容とタグ名の例で整理したのが次の図です。

図のうち、配信の出し分けに直接使うのは主に属性とアクションのタグです。シナリオ管理タグは、配信が重ならないよう状況を見るために使います。役割の違うタグを最初からそろえておくことが、あとで迷わないための土台になります。
4. 何人まで絞ってよい?数百人規模なら「1配信50人」が下限の目安
友だちが数百人のアカウントなら、1回の配信対象が50人を下回ったら絞りすぎだと私たちは判断しています。セグメント配信を使う利点は、そのセグメントに合わせて内容を変えた配信を送れることです。裏を返すと、セグメントの数だけ配信文を作る必要があります。
500人を10分割すると、配信文は10本になる
たとえば友だち500人のアカウントで、50人ずつのセグメントを10個作ったとします。この場合、内容を変えた配信を合計10本作らなければなりません。月に2回送るなら、毎月20本です。
担当者が1人の店舗やスクールで、毎月20本の文面を考えるのは現実的ではありません。結局は似た文面を10本に分けて送るだけになり、分けた意味が薄れます。私たちは、セグメントは小さく絞りすぎると工数に成果が見合わなくなる、と考えています。
ケース別の試算
自社の友だち数を当てはめて考えられるよう、試算を表にしました。計算式は「1配信の人数=友だち数÷セグメント数」「作る配信文の本数=セグメント数×配信回数」です。表は配信1回分の本数で示しています。
| 友だち数 | 分け方 | 1配信の人数 | 作る配信文(1回分) | 判断の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 300人 | 3つに分ける | 約100人 | 3本 | 無理なく回る |
| 300人 | 6つに分ける | 約50人 | 6本 | 下限ぎりぎり |
| 500人 | 4つに分ける | 約125人 | 4本 | 無理なく回る |
| 500人 | 10個に分ける | 約50人 | 10本 | 工数が重い |
| 500人 | 15個に分ける | 約33人 | 15本 | 絞りすぎ |
表から言えるのは、友だちが数百人なら、分ける数は数個にとどめるのが現実的だということです。50人を割る分け方は、工数の割に成果が残りません。
公式の「50人以上」とは意味が違う
1章で紹介したとおり、LINE公式アカウントの絞り込み配信にも「絞り込み後の推計対象50人以上」という条件があります。こちらは配信できるかどうかの技術的な条件です。私たちの50人は、配信文を作る手間と成果が釣り合うかどうかの判断基準です。
なお、この50人という目安は数百人規模のアカウントを想定しています。友だちが数千人以上いるアカウントでは、セグメントの数が同じでも1配信の人数が大きくなるため、判断の仕方が変わります。
タグは細かく持ち、配信は粗くまとめる
3章で「タグは30〜50個」とお伝えしたので、矛盾して見えるかもしれません。タグは記録のためのもので、細かく持っていても工数は増えません。工数が増えるのは、配信を分けて文面を作るときです。
たとえば「属性_20代」「属性_30代」のタグを別々に持っていても、配信では「20〜30代」にまとめて1本で送れば済みます。記録は細かく、配信の単位は粗く。これが、あまりマイクロな視点で設計しないための考え方です。
5. タグが100個を超えても問題ない:散らかったタグの立て直し手順
まず勘違いしてほしくないのは、タグが100個以上に増えても、それ自体は問題ではないということです。問題になるのは、運用ルールがないままタグが作られ、誰も意味がわからなくなった状態です。私たちは、運用ルールを定めてからそれに合わせてタグを作成・設定することが、タグの数を減らすことよりも大切だと考えています。
タグが散らかったアカウントを立て直すとき、私たちは次の順番で進めます。

図の4ステップのうち、最初の3つは整理、最後の1つは再発を防ぐ仕組みです。整理だけで終えると、半年後にまた同じ状態に戻ります。
手順1:使っているか、使っていないかを判断する
最初に見るのは、そのタグが実際に使われているかどうかです。配信の条件、シナリオの分岐、リッチメニューやフォームの設定に使われているか、友だちに付いているかを確認します。意味がわからないタグでも、どこかの条件に使われていれば、いきなり消すと配信が崩れます。
手順2:使っていないタグは削除する
どこにも使われていないタグは削除します。「いつか使うかもしれない」と残しておくと、次の担当者がまた意味を調べる手間が生まれます。消すのは、使っていないと確認できたものだけです。
手順3:重複しているタグを探す(意外と多い)
現場で立て直しをしていて意外と多いのが、同じ意味のタグの重複です。たとえば「来店済み」「来店済」「初回来店_済」が別々に作られている、といった状態です。作った人や時期が違うと、同じ目的のタグがいくつも生まれます。
重複があると、配信の条件に片方しか入れておらず、届くはずの人に届かないことが起きます。意味が同じタグを見つけたら、1つにまとめて、使っている条件も付け替えます。
手順4:運用ルールを決めて、それに合わせて作る
最後に、これからタグを作るときのルールを決めます。ルールの中身は会社ごとに違いますが、たとえば次のような項目です。
- タグ名の型をそろえる(例:「種類_内容_状態」)
- タグを作る前に、何の目的で計測するのかを1行で書き残す
- タグを新しく作れる人を決めておく
ルールがあれば、タグが100個、200個に増えても意味がわかる状態を保てます。数を減らすことではなく、ルールに沿って作られているかどうかを見てください。
6. タグのない既存の友だちは、わかる情報から付け直す
友だちが数千人いるのにタグが何も付いていないアカウントを引き継いだとき、私たちは内容がわかるところからタグを付けていきます。全員を一度に分けようとはしません。わかる情報から順に、タグを付け直していきます。
付け直しの手がかりになる3つの情報
既存の友だちを振り分けるときに使う手がかりを、表にしました。
| 手がかり | 確認すること | 付けるタグの例 |
|---|---|---|
| 成約の有無 | 購入・契約・来店をした人かどうか | 状態_成約済、状態_未成約 |
| シナリオの確認 | 過去に配信したシナリオを見ているか | シナリオ_初回案内_確認済 |
| フォームの回答 | 過去のフォームで答えた内容 | 属性_居住地_市内、興味_メニューA |
この3つは、すでにどこかに記録が残っている情報です。成約の有無は顧客台帳や予約の記録と照らし合わせ、シナリオやフォームはツールに残った履歴から拾います。記録が残っている人から付けていけば、作業が止まらずに進みます。
いちばん先に付けるのは「成約の有無」
3つのうち、私たちが先に手を付けるのは成約の有無です。成約済みの人と未成約の人では、送るべき内容がまったく違うからです。ここが分かれるだけでも、成約済みの人に初回向けの案内を送ってしまう、といったずれを防げます。
付け直しは労力がかかる。だから最初の設計に戻る
ただ、後からタグを付け直すのはとても労力がかかります。数千人分の記録を照らし合わせ、1人ずつ状態を確かめる作業は、最初に設定しておけば要らなかった手間です。
LINE公式アカウント単体の場合、反応をもとにした絞り込みにも期限があります。1章で紹介したとおり、「過去の配信」を使った再配信は認証済アカウント限定で、配信完了から2週間(336時間)を過ぎると選べません。反応の記録は、時間が経つほど取り戻しにくくなります。
だからこそ、3章の逆算でタグを初期段階からしっかり設定しておく必要があります。付け直しの作業を経験した会社ほど、最初の設計の価値を実感しています。
7. タグ設計でよくある失敗パターンと防ぎ方
ここまでの章で出てきた失敗を、パターン名・起きること・防ぎ方の形で一覧にしました。自社のアカウントに当てはまるものがないか、確認してみてください。
| パターン名 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 目的のないタグ作り | 何のために付けたタグか誰もわからなくなる | 目的→計測すること→タグの順で作る(3章) |
| 同じ意味のタグの重複 | 条件に片方しか入れず、届くはずの人に届かない | 重複を統合し、タグ名の型をそろえる(5章) |
| 細かく分けすぎる | 配信文の本数が増え、担当者の手が回らない | 1配信50人を下限の目安にする(4章) |
| タグ付けの後回し | 数千人分を後から付け直す作業が発生する | 初期段階で3種類のタグを設定する(6章) |
| 一斉配信の全否定 | 全員向けのお知らせまで分け、手間だけが増える | 配信の目的で送り方を決める(1章) |
5つのパターンに共通するのは、タグの「数」ではなく「目的」と「ルール」が抜けていることです。タグが多いことも、一斉配信を使うことも、それだけでは失敗ではありません。目的が決まっていないままタグを作り、ルールがないまま増やし、目的に関係なく細かく分けたときに、セグメント配信はうまく回らなくなります。
逆に言えば、配信の目的を言葉にし、そこから計測するものを決め、ルールに沿ってタグを作っていれば、多少数が増えても運用は崩れません。立て直しの現場でも、最後に効くのは手順4の運用ルールです。表の防ぎ方を1つずつ見直すだけでも、どこから手を付けるべきかがはっきりします。
まとめ:タグは目的から逆算し、運用ルールと粒度で回す
- 一斉配信が悪いのではなく、配信の目的で送り方を決めるのがセグメント配信の出発点です。
- 私たちの支援先では、分けて送ることで4業種すべての開封率が上がり、不動産では約2倍になりました。
- 最初のタグは目的から逆算し、属性・アクション・シナリオ管理の3種類で平均30〜50個ほど作ります。
- 友だち数百人なら、1配信50人を下回る分け方は工数に成果が見合いません。タグは細かく、配信は粗くまとめます。
- タグが100個を超えても問題はなく、使用の有無・重複を整理したうえで運用ルールを決めます。
- タグのない既存の友だちは成約の有無などわかる情報から付け直しますが、労力が大きいため初期設計が欠かせません。
- 失敗の多くは、タグの数ではなく目的とルールの欠落から起きています。
明日からできること
紙1枚に、これから3か月で送りたい配信を箇条書きで書き出してください。それぞれの横に「誰に送るか」「その人をどの情報で見分けるか」を1行ずつ書き添えます。その「見分ける情報」が、最初に作るべきタグの一覧になります。
よくある質問
Lステップのタグは最初にいくつ作ればいいですか?
私たちの構築では、最初の1か月で平均30〜50個ほど作っています。数を先に決めるのではなく、配信の目的から何を計測するかを逆算して作ると、属性・アクション・シナリオ管理の3種類でこの程度の数になります。
友だちが少ないアカウントでもセグメント配信はやるべきですか?
友だちが少なくても、配信の目的が特定の人の行動を促すことなら分けて送る意味があります。ただし数百人規模なら、1回の配信対象が50人を下回るほど細かく分けると、配信文を作る工数に成果が見合いません。全員に関係するお知らせは一斉配信で構いません。
タグが増えすぎてしまいました。全部作り直すべきですか?
作り直す必要はありません。タグが100個を超えること自体は問題ではなく、使っていないタグの削除と、同じ意味のタグの統合から始めます。そのうえで運用ルールを決め、これから作るタグをルールに沿わせます。
タグが付いていない既存の友だちは、どう分ければいいですか?
成約の有無、過去に配信したシナリオを見ているか、フォームで回答した内容など、記録が残っている情報から付け直します。全員を一度に分けようとせず、わかる人から順に進めます。後からの付け直しは労力が大きいため、新しい友だちには最初からタグが付く設定にしておきます。
LINE公式アカウントの年齢・性別の絞り込みは使えますか?
LINEヤフー for Businessのマニュアルによると、年齢・性別はLINEの利用状況から推定した「みなし属性」で、実際と違うことがあります。傾向をつかむ配信なら使えますが、地域限定の案内など外したくない配信では、フォームで本人に聞いた情報をタグにするほうが確実です。
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WRITER
熊野 孝城郎
株式会社Sales Index 代表取締役/LINEマーケティング ディレクター
前職では新規開拓の営業に従事。ひとりで売上を伸ばすことの限界と、人のつながりが生む成果の大きさを実感し、2025年2月に株式会社Sales Indexを設立。D2C企業のLINE公式アカウント構築・運用と、CRM設計による売上改善を手がける。
法人営業 経験6年 Lステップ正規代理店 養成講座 第3期 グランプリ受賞
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